MUSEUM and TRAIN

美術館と電車

墨と金 根津美術館~その2〜

~はじめに〜

さて、根津美術館パート2である。

 

パート1では

私が豆すぎる豆知識を無駄に語ってしまったために

相当の文字数になってしまった。

 

この記事ではあっさりと語りたい。

 

そろそろ私も書くのに疲れてきたし。

 

~そもそも根津美術館とは~

根津美術館東武の社長も務めた

根津嘉一郎氏のコレクションを収蔵品として収めている。

 

この根津氏、茶人であるがそのコレクションは茶器だけでなく

あの燕子花図屏風(五千円札の裏側にある花の絵ね)

をはじめとした日本画

工芸品、

刀剣の鍔、

さらに古代中国の青銅器といった

幅が広すぎる蒐集をしている。

 

しかもそのどれもが一級品である。

どんだけ鉄道とかで設けたんだ。

 

美術品をコレクションしていた鉄道に深く関わった事業家は他にもいて、

例えば東急の五島慶太氏もその一人である。

 

たぶん関東大手私鉄を知る人から見れば

東武のあの独特なセンス

東急のあのオシャレさを比較すれば

五島氏のコレクションの方が充実してそうに思えるだろう。

 

確かに五島氏のコレクションも悪くはない。

 

しかし…

尾形光琳

円山応挙

狩野元信!

双羊尊!

などを出されてしまえば

根津の方に軍配を上げてしまう。

東急ファンの方すみません……

 

とまぁ、

そんなわけで根津は一級品を収めている美術館なのだが、

実は庭もあるのだ。

すごくいい庭が。

ちなみに東博も庭を持っているよ!

 

しかもこの庭、

茶室がある。元々根津邸の庭だったから。

 

そ~なんです、この美術館、

根津嘉一郎さんのお屋敷の跡地に建っているんですよ!

 

てなわけで、

東武関係の聖地巡礼にいかがですか!?

古美術沼に落とすというお得なオプション付きですよ!!!!(満面の笑み)

 

さて、次の話題に映りましょう。ふぅ。記事を書くのも大変だ。

 

狩野派以外にも色々あるんだぞ~

さて狩野派を見終わった。

 

そういえば、この展示を見る前には

素敵な庭を軽く散策したり、

男子トイレに間違って入ったりと(前来た時にもやらかした)

色々なことが起こっていたなぁ。(白目)

さすがに二回も男子トイレ間違えて入るってどういうことよ……

 

ということを振り返りながら、二階にあげると

そこにはあら不思議、

茶の湯ワールド

工芸品ワールド

古代中国の青銅器ワールド

広がっているじゃありませんか~(ニコニコ)

 

茶の湯ワールドでは

今年の干支に関した茶器などが展示されており、

 

工芸品ワールドではこれまた

名品の百椿図とそれにちなんだ美しい工芸品が並んでいて、

 

青銅器ワールドには

根津美術館のアイドル「そうちゃん」に会えちゃう!

 

いやぁ~

充実した内容だなぁ~~~!!(洗脳されてる)

 

ちなみに「そうちゃん」とは

根津美術館が誇る収蔵品「双羊尊」のことで、

ご丁寧にも来館時に受付の方が

「そうちゃん」のプリントされたカードを配って、

洗脳お出迎えしてくれるんです!

 

なんてフレンドリーな美術館なんでしょう!!(洗脳された)

 

 

~そろそろ終えたい、この記事を~

……てなわけで、

クオリティの高い様々なジャンル収蔵品を持つ根津美術館

 

今回は狩野派を中心とした展示でしたが、

ゴールデンウイーク近くになると

燕子花図屏風が見れちゃいます!

たぶんお庭の方にも燕子花が咲いているはず!

 

その後は恒例の「古美術入門」と題した展覧会がされるので

「ちょっと日本美術って難しそう……」

と悩んでいる方にもピッタリ!

 

根津美術館は小さなスペースでの展示なので

主要作品がどれなのか分かりやすく

また見る作品も少なく済むので

鑑賞の負担が少ないです。

 

ある意味、

初心者さんにもオススメできる美術館だと私は思います。

 

特におすすめしたいのがGWの燕子花図屏風の展覧会で、

紙幣にも採用された超有名な国宝が見れるというのに

人の波に揉まれながら作品を見るストレスが比較的少ないのです。

 

綺麗なお庭と美術品をゆったりと楽しめる根津美術館

メトロに乗ってちょっとフラリと寄ってみませんか?